車検制度

(資)具志川オート

2008年11月06日 10:00

車検制度
自動車は、走行することにより、また、使用期間の経過等に伴ってその構造・装置の劣化、磨耗を避けることはできないことから、自動車を安全で公害をもたらさない状態に維持しておくためには、自動車の使用者が自らの自動車の保守管理をきちんと行い、定期的な点検・整備を行うことが必要であり、これらは、使用者の社会的責務と言えます。このため、道路運送車両法においても「道路運送車両の保安基準」を定め、この保安基準に常時適合させること、定期的な点検整備を行うことを使用者に義務付けられています。 しかし、自動車1台1台の使われ方や、ドライバー1人1人の自動車への考え方がさまざまであるように、安全や環境等に対するとらえ方、自動車の保守管理への取組みもまちまちであり、中には、自らあえて自動車を保安基準に適合しない状態に改造する使用者もいることから、自動車の使用者の自己管理責任だけで片付けるには問題があります。
このため、国が、個々の自動車が保安基準に、適合することを定期的に確認するのが自動車検査(車検)であり、使用者がきちんと自動車の保守管理を行っているかの確認という役割も持っています。


自動車検査の種類について?

①新規検査
新たに自動車を使用するときに受ける検査または、いったん使用することを中断する手続きをした自動車を再び使用するときに受ける検査
②継続検査
自動車検査証の有効期間満了後も引き続き自動車を使用するときに受ける検査(車検)
③構造等変更検査
自動車の長さ、幅、高さ、最大積載量等に変更が生じるような改造をしたときに受ける検査
④街頭検査
整備不良車や不正改造車等の排除のため路上等において行われる検査
⑤予備検査、臨時検査があります。

ここでは、一般的に「車検」と呼ばれる継続検査について説明します。
車検には有効期間があります。(車検証に記載されています。)




車種                     有効期限 初回       有効期限 2回目以降

軽貨物自動車      
大型特殊自動車                 2年              2年     

自家用乗用自動車
軽乗用自動車(軽自動車検査協会)     3年             2年
小型二輪自動車 

継続検査(通称「車検」)を受けるには、いくつかの方法があります。検査には、整備工場に点検整備とともに検査手続きを依頼する方法と、ユーザー自身等が検査手続きを行う方法とがあり、いずれかをユーザーが選択します。

①ユーザー車検
ーザー自身が運輸支局等に自動車を持ち込み、自動車検査法人の検査場にて検査を受ける方法です。自動車の点検整備は、検査の前または後に、ユーザー自身の責任で行う必要があります。
②ユーザー車検における、自動車の持ち込み、検査場での検査を業者が代行して行います。
自動車の点検整備は、検査の前または後に、ユーザー自身の責任で行う必要があります。
認証・指定整備工場(自動車分解整備事業者)以外の業者が、分解整備(安全上重要な部分の整備)行うことは、違法になります。

③認証整備工場
認証整備工場とは、エンジンやブレーキなどの分解整備を事業として行うことができる整備工場のことです。ただし、指定整備工場とは違い、国に代わって検査を行うことはできませんので、ここで点検整備を行った場合は、自動車検査法人の検査場に車を持ち込んで検査を受ける必要があります。
④指定整備工場
指定整備工場とは、いわゆる民間車検場のことで、認証工場の中でも特に検査機器を持ち、自動車を点検整備するだけでなく、国に代わって自動車検査員が検査をできる工場のことです。ここで検査を受け保安基準適合証を発行してもらった合、検査場への現車の持ち込みを省略することができます。

当社は指定整備工場(民間車検場)です。

他人の車の分解整備を行える、と、運輸局長から認証または指定されている工場です。分解整備(安全上重要な部分の整備)や12か月点検整備、24か月点検整備を、自社の工場で行うことができます。
ディーラーや、一般的に整備工場と呼ばれている所が、該当します。
自動車を整備する業務を行っている業種は数多くあります。
ディーラー、自動車整備工場、板金工場、自動車の電装専門の工場、ガソリンスタンド、タイヤショップ、カーショップなどなど、いろいろな業種で車検や整備を行っていますが、
上記などの中で認証整備工場・指定整備工場として国から許可を得ていないと、車検時の点検整備や各種定期点検及びブレーキを始めとした、重要保安部品の整備はできないことになっています。















車検時の点検や定期点検を委託する時は、委託先に認証整備工場。指定整備工場(自動車分解整備事業者)の看板がある事を、確認してください。
ですので、車検を依頼する際には、どのような車検なのか、また点検整備をするのかどうかの確認をし、それが、お客様の希望する車検であるか、確かめることをおすすめします。
また、クルマの使用車及び所有者はクルマの「保守管理責任」があるという観点からも、きちんと点検・整備を実施してから車検(認証工場・または指定工場の車検)を受けることが望ましいといえます。



注意)
よく聞くのが「車検を受けたのに車がすぐ故障した。」これは車検を誤解しているために出てきた発言です。
車検とはあくまでも、公道を走行する上での保安基準に適合するかどうかの検査であり、車両の故障の可能性を検査したり、修理するためのものではないということを理解しておく必要があります。
法律で定められた24ヶ月定期点検に加え、各メーカーが車種等によって独自に定めた項目も同時に点検いたします。
オイル漏れ、ブーツ類の破損、タイヤの残り溝が基準値以下、電球が切れていたりする等
交換や整備を実施しないと車検に通らない場合は、お客様に説明させていただき整備を実施いたします。
もちろん今後お客様が安全にお車ををお乗りいただけるように、今後修理やメンテナンスを行った方が良い箇所などは、ご説明と必要となる整備についてご提案させていただきます。
エンジンオイルやオイルフィルタ、タイミングベルト等の定期交換時期や、タイヤ・ブレーキパッド
などの磨耗状態を確認し、お車のご使用状況とあわせ適切な提案をさせていただきます。お客様にご選択いただき、整備を実施いたします。




お問い合わせ
合資会社 具志川オート
〒904-2202 沖縄県うるま市天願135-2
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